北海道の旅

北海道ってどんなとこ? ランキングでイメージする北海道

 まずは命名の由来
この島の先住民アイヌはこの島を「アイヌモシリ=人間の住む土地」と呼び、日本人(和人)は近代までアイヌを蝦夷(えぞ)、その土地を蝦夷地(えぞち)もしくは北州、十州島などと呼んでいたそうな。しかし、明治政府は開拓使の設置に伴い名称の変更を検討した結果、律令制時代の五畿七道である東海道、南海道、西海道に倣い「北海道」と命名したそうです。
 北海道の人口と面積    資料:平成22年 統計元:総務庁統計局国政調査
北海道の面積は、約83400km2、人口約550万人。可住地面積約は、21000km2。面積そして可住地面積共に日本一です。因みに、可住地面積2位は新潟県4155km2で、3位は福島県3995km2です。予想通り、北海道は広いですね。
 北海道の平均年収    資料:平成20年 統計元:厚生労働省賃金構造基本統計調査
北海道の平均年収は435万円で47県中24位でした。因みに、1位東京都599万円、2位神奈川県554万円、3位愛知県532万円で、全国平均は486万円。平均年齢41.6歳、平均勤続年数11.6年という条件。 400万円台あれば「御の字」です。
 年間世帯収入額    資料:平成21年 統計元:総務省全国消費実態調査
年間世帯収入額となると残念ながらワースト圏内で次の通り。1位沖縄県378万円、2位鹿児島県417万円、3位高知県453万円、4位北海道460万円、5位長崎県467万円です。ベスト1位は福井県656万円。北海道との差額は200万円。福井県が1位である理由は何?
 道内企業ランキング    資料:平成23年 統計元:帝国データバンク全国企業あれこれランキング
1位ホクレン(農協)年商1兆4733億円、2位北海道電力年商5268億円、3位コープさっぽろ(生協)年商は2441億円です。もともと、農協生協も中産階級の育成、庶民の生活安定を目的に、ドイツを見習い設立されたそうです。開拓以来、みんなで助け合って生きてきたんですね。流石!
 農業産出額    資料:平成21年 統計元:農林水産省農業産出額
1位北海道1兆111億円、2位茨城県4170億円、3位千葉県4066億円。やはり広大な土地を持つ北海道が1位でした。しかし、北海道は寒冷地だけに品種改良など農業技術の工夫が欠かせなかったことでしょう。苦労が偲ばれます。
 畜産家畜収入    資料:平成22年 統計元:農林水産省畜産統計調査
1位北海道4774億円、2位鹿児島県2380億円、3位宮崎県1867億円です。北海道は、年間生乳生産量の半分を占めているそうです。酪農王国北海道!肉用牛からの収入も全国3位と日本の食卓に貢献すること大であります。
 漁業品目別水揚量    資料:平成22年 統計元:農林水産省産地水産物流通調査
北海道を代表する魚ホッケは漁獲高で全国1位。稚内・小樽・羅臼・紋別・網走と全て北海道。サンマは1位根室(北海道)、2位気仙沼(宮城県)、3位女川(宮城県)。スルメイカ1位八戸(青森県)、2位羅臼(北海道)、3位函館(北海道)。そういえば、函館のお土産屋さんには焼きたてのイカを食べさせてくれるところもありました。青森県の八戸はイカ漁港として有名です。
 ワイン年間消費量    資料:平成21年 統計元:国税庁統計年報
1位山梨県5.17㍑、 2位東京都4.84㍑、3位大阪府2.23㍑、4位北海道2.18㍑、5位神奈川県2.06㍑。北海道は4位。 日本酒消費量1位新潟県12.93㍑、焼酎消費量1位鹿児島県22.28㍑と比較してワインの消費量は少ないようです。焼酎と比較した日本酒の消費量が少ないです。これが日本酒離れ現象なのでしょうか。おいしい日本酒が沢山あります。適量をほどほどに。
 夏季五輪金メダリスト
1位大阪府13人、2位北海道・東京都10人、4位愛知県・福岡県9人という結果でした。

いかがだったでしょうか。北海道のイメージは広がったでしょうか。土地が広くのびのびとしていて、そこで育まれた農業・畜産・漁業が日本の食卓を豊かにし、開拓史以来の頑張りで五輪の金メダリストを多数輩出している国、それが北海道・・・なんて感じでしょうか。 皆さんも実際に行ってみてください。きっと何か新たな発見がありますよ。