北海道の名所

 温泉湯治   火山列島日本の地下エネルギー      >>泉質
日本には、3000箇所を超える温泉があると言われています。歴史書「日本書紀」にも登場する日本最古の名湯や、文人墨客(読み=ぶんじんぼっかく 意味=書画や詩文などに優れた風雅な人)ゆかりの温泉、また、砂に埋まって温まる、地熱利用の「砂むし」など変り種ありで趣向もいろいろ、浸かってみたい温泉がいっぱい。更に、温泉に溶け込む成分、つまり泉質もさまざま。日本では、温泉法によって「温泉分析表」の掲示が義務付けられているんですよ。そう言えばよく脱衣場に貼ってありますね。湯に入る前に是非見てみて下さいね。


登別温泉(のぼりべつおんせん)写真:地獄谷
登別温泉北海道を代表する素朴な雰囲気の温泉郷。自然も豊富。湧出湯量は豊富で1日1万t。泉質は硫黄泉や重曹泉が中心です。地獄谷は爆裂した火口跡。毎分3000㍑ほどが湧き出しています。周囲には、クッタラ湖や大湯沼など、自然も楽しめ、クマ牧場や登別伊達時代村などのテーマパークもあります。◆アクセス
  道央自動車道登別IC5km
  JR北海道室蘭本線登別下車バス
◆住所
  北海道登別市登別温泉町
◆泉質
  硫黄泉・酸性泉
◆効能
  肩こり、外傷、火傷、皮膚病
定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)写真:夏の定山渓温泉
夏の定山渓温泉温泉は豊平川の川底から湧き出ていて、その川沿いに温泉街が広がっています。河童にまつわる話が残ることから、街路や遊歩道に河童の像が置かれています。また、温泉街に複数ある足湯、手湯もそれをモチーフにしているそうです。札幌市南区と札幌駅から至近にあり、バスで気軽に行くことができる温泉です。◆アクセス
  JR札幌駅南口バスターミナル
  定山渓温泉乗場12番料金750円
◆住所
  札幌市南区定山渓温泉
◆泉質
  塩化物泉
◆効能
  関節痛、筋肉痛、神経痛、痔疾
十勝川温泉(とかちがわおんせん)写真:十勝川温泉全景
十勝川温泉全景太古の植物が堆積してできた泥炭地層(英・独語:モール)から湧き出るモール温泉は、日本国内のみならず国外でも珍しく、皮膚を刺激しない泉質を持つ湯は「美人の湯」とも呼ばれ、肌をすべすべにするとの評判も。ヨーロッパでは肌に腐植物を含む泥炭泥を体に塗る美容法の一つが「モール浴」と呼ばれています。◆アクセス
  JR帯広駅バスターミナル乗場6番
  十勝川温泉行路線バス30分
◆住所
  河東郡音更町十勝川温泉南
◆泉質
  塩化物泉
◆効能
  運動障害、腰痛、神経痛、皮膚病

 北海道地図   北海道の「どこ」「そこ」「あそこ」がわかる便利な地図

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 神社仏閣   自然信仰日本の地上エネルギー      >>龍脈   >>開拓三神   >>伽藍建築   >>釈迦牟尼   >>敷島の・・・
パワースポットとは、心身を癒す助けとなる精神的なエネルギーに満ちた聖地のこと。風水での龍脈と深く関係している上に、宇宙からの見えない力や地球自身のエネルギー、人々の集合的な想念や気のエネルギーも高い地点とされています。かつての陰陽師や風水師たちはこの力を利用する達人だったそうです。そこで、時の権力者たちは、彼らに命じて、特にパワーの強いところに城や聖堂、寺社仏閣を建立させたので、パワースポットには神社仏閣が多いというわけです。では、北海道で信仰や支持を集めている場所、風水的に評価の高い場所を紹介します。


北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)写真:北海道神宮社殿
北海道神宮1869年明治2年、明治天皇は北海道を開拓するにあたり、北海道鎮護の神を祭祀するよう勅を発し、北海道開拓の守護神に、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の開拓三神を奉遷しました。1964年には明治天皇を祀り、北海道神宮と改称。北海道総鎮守として親しまれているそうです。◆アクセス
  札幌地下鉄東西線円山公園駅下車
  徒歩15分
  札樽自動車道札幌西ICから
  宮の森方面
◆御利益
  立身出世、成功、勝負運、金運 
  ※金運は裏参道側の第三鳥居から
上川神社(かみかわじんじゃ)写真:上川神社鳥居と社殿
上川神社金運上昇、産業繁栄、心身堅固などの御利益があることから芸能人や商売人が多く訪れる神社としてよく知られているんだそうです。夜の照明も見逃せないとのことです。
国学4大人の1人本居宣長の「敷島の大和心を人問はば、朝日ににほふ山桜花」の朝日を旭川の旭にかけて山桜花を社紋と定めたそうです。
◆アクセス
  JR旭川駅約徒歩4㎞
  富良野線神楽岡駅徒歩1.5㎞
  JR旭川駅前バス停82番南高(上
  川神社経由)緑が丘線「上川神社」
  下車
◆御利益
  金運上昇、家内安全、五穀豊穣
国華山高龍寺(こっかざんこうりゅうじ)写真:高龍寺山門
高龍寺1633年寛永10年の江戸初期に創建された北海道で最古の曹洞宗のお寺。明治12年当地に移築されると、山門を総ケヤキ造りにし、当時の名工達により、見事な彫刻が施されました。東北以北最大の山門といわれています。七堂伽藍様式をほぼ備えた、函館で唯一のお寺だそうです。この山門、荘厳です。◆アクセス
  JR函館駅バス約15分
  函館新道函館ICより函館駅方面
  約13km
◆本尊
  釋迦牟尼佛
◆見どころ
  名工達による山門の彫刻
  伽藍建築

 酒蔵探訪   発酵食大国日本の酒造工程を見に行こう      >>軟水   >>日本酒
日本酒は、日本を代表する農産物「お米」と天然の産物「お水」でできています。このことは、日本が温暖で湿潤な気候であることと深く関係しています。つまり、稲の発育に適した温暖な気候と、湿潤による十分な雨水が土壌を介して軟水へと生まれ変わる自然の循環と気候風土は、日本酒を造る上で欠かすことのできない大切な環境であるということです。また、お水は、原材料のみならず、酒瓶や仕込み桶などの容器や醸造器具、醸造機器の洗浄にもたくさん使われます。更に、稲の生育を考えると、「お水」の恩恵は、計り知れません。「お水」は、「ひねれば出てくるもの」ではなく、正に、「天から授かるもの」なんですね。


福司酒造(ふくつかさしゅぞう)写真:福司醸造所構内
福司酒造1919年大正12年福司の醸造を開始。代表銘柄は、「福司」。その由来は、愛飲される皆様にとり、福や幸を司り、福を招き、幸を呼ぶ酒でありますようにと命名されたそうです。写真でも、その由来通り、福司の紅文字が白壁に、吉兆宜しく鮮やかです。お土産に「地酒ケーキ」も是非にとのこと。◆アクセス
  JR釧路駅阿寒バス若草団地線
  住吉郵便局下車
◆住所
  釧路市住吉2-13-23
◆見学希望者
  必須事前電話確認当日不可 日曜休
◆電話
  営業部0154-41-3100
高砂酒造(たかさごしゅぞう)写真:高砂酒造明治蔵前
高砂酒造高砂酒造の前身である小檜山酒造店が創業したのは、開拓時代も終わりつつある明治32年。やがて、同じ旭川の酒造会社を吸収合併して高砂酒造と名を改めました。そして大正15年、「全国新酒鑑評会」で北海道初の金賞を受賞。昭和50年に誕生した淡麗辛口酒「国士無双」が評判となります。◆アクセス
  JR旭川駅バス1条15丁目下車
◆住所
  旭川市宮下通17丁目
◆見学希望者
  電話orメール3日前迄要予約
  受付平日8:30~16:00 土日祝休
◆電話
  0166-23-2251
男山(おとこやま)写真:男山株式会社
男山酒造男山株式会社は、北の灘として旭川を代表する酒造メーカーです。全国に男山を銘柄とする酒は多いのですが、旭川の男山が本家です。敷地内に、「男山酒造り資料館」があり、試飲もできて見学無料だそうです。外には酒造に使われる大雪山の伏流水も湧き出ていて、見学客も自由に飲むことができるそうです。 ◆アクセス
  JR旭川駅バス永山2の6下車
◆住所
  旭川市永山2条7丁目1番33号
◆見学希望者
  資料館年末年始以外年中無休
  醸造所内見学可能かは不明
◆電話
  0166-47-7080
北の誉酒造(きたのほまれしゅぞう)写真:酒造りミュージアム酒泉館
酒泉館創業者である野口吉次郎は、小樽で醤油醸造業に奉公した後、のれん分けを受けて独立。明治34年に清酒「北の誉」の醸造を始めた、北海道にあって立志伝中の醸造家です。リンク集の「北の誉酒造」から「酒泉館」「北の誉の誕生」で、彼の人生履歴、葛藤と苦難の歴史を是非お読みください。◆アクセス
  JR小樽駅中央バス奥沢口下車
◆住所
  小樽市奥沢1丁目21番15号
◆見学希望者
  酒蔵見学無料:必須事前電話確認
  酒泉館年始休業
◆電話
  0134-22-2176 

 北海道の世界遺産   世界的希少種の繁殖地「知床」を見に行こう         >>世界遺産
北海道東端の知床半島には、未だ人の手の入っていない植物の集団がふんだんにあります。また、ヒグマが高密度で生息していたり、シマフクロウやオオワシなど国際的に希少な動物たちの重要な繁殖地であったり、越冬地にもなっていることから、世界遺産の自然遺産として、2005年7月に登録されました。登録対象は、オホーツク海に面した知床半島と、その沿岸海域です。広さは、陸海域の合計で約7万haです。1haは1辺の縦と横が100mと100mですから、それが、陸海域合わせて7万集まった広さ。つまり、1haが縦200個と横350個集まった四角形の広さをイメージして下さい。


知床半島
知床半島写真提供:斜里町観光協会

 北海道の知られざる名所1   自然絶景編:美瑛・神秘の蒼い水
美瑛町の青い池は、十勝岳の麓に湧く白金温泉から北西の地点にあります。この池は1988年12月に噴火した十勝岳の火山災害を防ぐため、美瑛川本流に建設された堰堤に水が溜まってできたものだそうです。この付近の湧水にはアルミニウム成分(主に白色系の微粒子)が含まれ、美瑛川の水に混ざると、差し込む太陽光の影響で美しい青色に見えると言われていますが、明確な原因については解明されていないそうです。いずれにしても、水の青さと立ち枯れたカラマツの幻想的な姿は、見る人を虜にすることだけは確か。2012年7月に発売されたアップル社OSの壁紙に、この青い池も採用されたそうです。アップルまでも虜にする青い池、それは「美瑛の青い池」です。


蒼い水
美瑛の青い池写真提供:GANREF

 北海道の知られざる名所2   歴史的構造物編:上士幌・タウシュベツ川橋梁
旧日本国有鉄道(現JR北海道)が士幌線全線開通を目指して鉄道敷設最中の1937年昭和12年、長さ130mで10の橋脚と11連アーチから成る鉄道橋が、音更川支流タウシュベツ川に架けられました。それがタウシュベツ川橋梁です。1939年昭和14年に全線開通するも、糖平ダム建設に伴うルート変更で、1955年昭和30年に廃線となり、1956年昭和31年のダム完成で湖底にその姿を消しました。年ごとの気象状況により時期は毎年変動するのですが、ダムの水が減少する1月頃から凍結した湖面に姿を現します。水位上昇で6月頃から沈み始め、8月から10月頃に再び姿を消します。国内に数あるアーチ橋の中でも、季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はタウシュベツ川橋梁だけです。幻の橋と呼ばれています。季節により水没や氷結を繰り返しているため劣化が激しいそうで、文字通り「幻の橋」となるのも時間の問題と言われています。


タウシュベツ川
タウシュベツ川橋梁写真提供:上士幌町役場

 北海道の知られざる名所3   歴史的構造物編:稚内港・北防波堤ドーム
北防波堤ドーム(きたぼうはてい)とは、北海道稚内市の稚内港にある大型の防波堤のこと。北海道遺産に「稚内港北防波堤ドーム」として選定されています。海上からの高さは14m。柱間は6mで、そこに円柱70本を並べた、長さ427mの世界でも類を見ない独特の景観と構造が特徴です。国内外で評価が高く、港湾土木史に残る傑作とのこと。また、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史的遺産でもあります。設計者は、当時26歳の土木技師、土谷実。当時の彼は北海道大学を卒業して3年の26歳で、稚内築港事務所に赴任してきた北海道庁の技師でした。稚内港の防波堤としての役割および、桟橋から駅までの乗り換え通路を兼用しています。1931年昭和6年から5年間をかけて建設され、防波堤の外観としては異色なドーム状であることから北防波堤ドームと命名されました。古代ギリシア建築を思わせるエンタシス状の柱の群が斬新な印象を与えています。


蒼い水
稚内港北防波堤ドーム写真提供:NPO法人北海道遺産協議会